阿部慎之助選手

こんにちは。9月27日。

現役引退を発表した阿部慎之助選手が

4番キャッチャーで試合に出場しました。

 

長年、読売巨人軍を率いてきたスター選手が

今年で引退してしまいます。

巨人ファンの僕にとって

非常に悲しく、まだやれるんじゃないかと

今でも思ってしまいます。

 

そんな中で始まった試合。

2-0の4回裏。

現主将・坂本選手が40号のメモリアルアーチを放つと

その直後に元主将・阿部選手の同点ホームランを放ちました。

 

坂本選手は1年目から阿部選手の自主トレに同行し、

持ち得る全てのアドバイスを受けてきました。

この2人がこの大事な試合でアベックホームランを打つのは

必然の出来事だったのではないかと感じさせられました。

 

さらには、西武から移籍してきた炭谷選手が満塁ホームラン。

WBCの時でも移籍1年目でもたくさんのことを学んだ炭谷選手の

まさに恩返しの一打でした。

 

投手陣では、阿部選手にたくさんの剛速球を投げ込んできた

スコットマシソンが先発して1イニングを無失点。

そこから阿部選手の大学時代の後輩投手が3人投げて

ルーキーの戸郷が投げました。

最後は田口投手が投げて試合終了。

 

6-3で「ありがとう慎之助」という

メモリアルゲームを勝利で飾りました。

 

この一試合で、阿部選手の偉大さが

十分に伝わりました。

そして、彼の器の大きさも感じました。

 

後輩選手たちが阿部選手の打席を

食い入るように見ていました。

 

ファンが最大限の声をあげて

応援していました。

 

他球団の元巨人の選手が

登場曲にセプテンバーを選んでいました。

 

選手に慕われて

ファンに愛されて

巨人の中心という重圧の中で戦い続けたその勇姿が

8回の守備から見られなくなりました。

 

最後は、野手全員が阿部選手のところへ集まり

一人一人と握手してベンチへ下がっていきました。

 

涙が止まりませんでした。

ここまでみんなから敬意を示される選手を見るのは

なかなかないことです。

 

今後は、指導者としての野球人生を

歩むと思います。

 

指導者は、

選手の人生を変えるほど重要な役職です。

そして、阿部選手は

多くの選手の人生に影響を与えられる人格者だと

信じています。

 

これからの巨人の発展のために

そして、野球界の発展のために

阿部慎之助が活躍することを

楽しみにしています。

 

ありがとう慎之助。